今年度8月25日26日開催された、日本PTA全国大会広島大会に参加された皆さんからの感想をいただきました。
横岡会長から
朝8時前に自宅を出発し、広島市に到着したのは14時過ぎという長い時間と行程を経て、広島市を中心に開催された第71回日本PTA全国研究大会広島大会に参加してきました。
猛暑だった今年の夏は、青森でも東京や南方と変わらぬ気温に「今年はどこに行っても変わらないだろう」と高をくくっていた私でしたが、広島の尋常ではない暑さを体感し「気温は一緒でも青森の夏は涼しい」改め感じました。
そんな広島大会は、テーマカラーが広島カープの赤。
参加証も、大会要項も、それを入れる袋も、スタッフの着ているお揃いのTシャツも赤一色で、参加者も運営スタッフも熱気にあふれ、猛暑なだけでなく、まさに燃える「熱い大会」だったと思います。
初日、私が参加した第2分科「学校教育」の研究課題は「すべての子供たちの豊かな学びを実現するために~様々な要因から学校に適応できない子供たちへの対応~」。
今、全国的に問題となっている「不登校」について学びを深める分科会でした。
基調講演では、不登校の児童・生徒の具体的な数字から、不登校問題の深刻化と何が本当の問題なのかを切り口とし、不登校の原因も多種多様であり、先生と子ども本人でもその理由に乖離があることから、原因の追究は無意味であることを説明。不登校での子どもの心身の状態の変化について理解を深め、パネルディスカッションでは、そこからどのように対応していくことが望ましいのか、小児科医師、教育委員会の不登校支援担当など、日々不登校の子供たちに接している方々から専門的な見地からの意見をもらい、不登校の子供たちを支えることや不登校そのものへの理解と学びを深めることが充分にできた分科会となりました。
2日目の全体会記念講演では「妻のトリセツ」などを執筆された脳科学者の黒川伊保子氏による「心のトリセツ~「逃げ癖」を「意欲」に変える脳科学~」と題して、脳のタイプの違いや動作の違いから子どもや家族を理解し、より良好な人間関係を築いていくためのヒントを、ユーモア交じりの小気味よい語り口調でわかりやすく楽しく学ぶことができました。
分科会・全大会どちらの講演でも共通していたのは「相手を理解して寄り添うこと」。これこそが教育や子育てには必要不可欠なテーマであるということを深く感じました。
また今大会は、厳島神社などからは歴史・文化、路面電車が走る広島の街並みからは連綿と受け継がれている人の営み、原爆ドームや軍港を擁する呉市からは平和の尊さなど、広島の地からも学びの多い大会だったと思います。
中嶋教育問題委員長から
【特別第一分科会】[研究課題]
世界で活躍する人材を育むために~これからの国際化に対応できる力とは~
[講師] 独立行政法人国際協力機構 中国センター (JICA中国) 所長 村岡 啓道 氏
この講演会ではJICAが世界の人材育成に取り組む意義や方法の説明、JICAが持つ豊富な経験と知識を活用して、発展途上国の人材育成に取り組んでいる事等を聞き、国際協力の観点からも非常に有意義であるものと感じました。
また、現在の社会問題は国境を越えて連携が求められるものが多くあります。その為には世界に通用する人材育成が必要であり、JICAはこの様な課題の先駆けとなり取り組んでいるのだと感じました。
【全体記念公演】[演題]
[演題]心のトリセツ~「逃げ癖」を「意欲」に変える脳科学~
[講師]株式会社感性リサーチ 代表取締役 黒川 伊保子 氏
この講演では脳の働きや神経回路に関して自身の経験や専門知識を通じて、とても理解しやすく楽しめる解説をされていました。
特に「とっさに使う脳神経回路」については人間が直感的に行動する仕組みや考え方の違いを理解することで、1人1人に沿った柔軟な問題解決や意志決定をする、させることが出来ると学びました。
この講演で学んだ事を、現在私が指導している少年、少女野球のコーチ、プロ野球を目指す長男の父として、子供たちに「感性の翼」を体現させられるよう活かしていきたいです。
当会事務局長から
日P研究大会広島大会報告について(雑感)
猛暑続きの炎天下の中、第71回日本PTA全国協議会全国研究大会が広島市を中心に開催されました。全国各地から約6,800名(青森県5名)の参加者があり、「変化の時代に向け、PTA自身が学びの変革を」~みつけ、考え、変わろうや、ぶち楽しいで~のスローガンの下、1日目の分科会が始まりました。今年は6つの分科会と2つの特別分科会ということで、それぞれ課題解決に向けた意見交換会がなされ、どこの分科会も大いに盛り上がったようです。私は第1分科会に参加しましたが、「世界で活躍する人材を育むために」という課題で、JICA中国の村岡啓道氏が、〈いつか世界を変える力になる~求む!好奇心〉について基調講演されました。子供時代に色々なものに興味関心をもつことで知る力、聞く力、提案する力を身につけていくことができるとお話しされ、そのことが将来的に世界的課題に向け考えることにつながり、世界を見る目を養うことにつながっていくと強調されていました。改めて世界的視野、グローバル的視野で物事を考えていくことの重要性を理解しました。
大会2日目の全体会記念講演では、講師の黒川伊保子氏が 心のトリセツ~「逃げ癖」を「意欲」に変える脳科学~という演題で、「学びの変革」という大会テーマに基づき、脳科学の立場での様々な可能性についてユーモアを交えながら熱く語っていただきました。いずれにせよ、時代の変化に対応した、新たな学びが保護者も子供にも必要である。ということを強調されてお話しされました。講演時間の90分があっという間でした。
2日間にわたって全国の会員が広島に一堂に会し、一人一人がつながった大会でした。
(事務局 木村)








