10月4日、今年もウエディングプラザアラスカで県教育委員会との教育懇談会を行いました。

今年の教育懇談会は、学校教育課生徒指導支援グループ後村副参事、大西主任指導主事、生涯学習課地域連携推進グループ主任社会工藤教育主事、橋本社会教育主事、県小学校長会会長 澤田先生に出席していただきました。


教育問題委員会の皆さんが新たな取り組みとして、弘前大学助教 長田先生をお迎えして「思春期の心のゆらぎ~気づきと理解~」をテーマに公認心理師もされている専門家としての視点からいろいろなお話をしていただきました。

盛田 一栄(上北郡連合PTA会長)教育問題委員会委員長 からの報告です。
令和6年10月4日、県教育委員会との教育懇談会を開催しました。
今年のテーマは『思春期の心のゆらぎ ~気づきと理解~ 』。一般的に小学校高学年から中学生頃に子どもたちは思春期を迎え、我々親世代がそれに直面し悩みを抱えることが多いのではないでしょうか。
はじめに弘前大学大学院医学研究科助教の長田真人様よりご講演いただきました。
臨床発達学的見地から、発達・障害とは何か、思春期の脳の発達は、思春期の抑うつの重要性は、といったかなりアカデミックな内容をお話しいただきました。
講演の中で特に印象深かったのは「危険を察知して不安や恐怖を感じる脳の〝扁桃体〟は思春期までに大きく成長する一方、感情を処理して行動を調整している〝前頭前野〟は成長が遅く、この成長速度のギャップで思春期は不安感情を上手く処理できない。しかしこの成長は哺乳類で普遍的なもので、ごく自然な現象である」という点でした。
私も中学生と小学生の保護者です。不安に思うこともありました。しかし長田先生の講演を聴き、哺乳類全般に普遍的な現象であることが解り、私自身の不安感が少し解消されました。きっと同じ思いを抱いている保護者さんもいらっしゃると思いますが、保護者として干渉するだけではなく、思春期の行動も「当たり前のことなんだ」と受け止める姿勢を持っていただければ少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。我が子に対しては、他者に迷惑を掛けない範囲で好きに行動させ、長い目で様子をみたいと思いました。
次いで、青森県教育庁学校教育課生徒指導支援グループサブマネージャーの大西一史様より、県内の子どもたちの悩み相談の実態・支援体制についてご説明いただき、青森県小学校長会会長の澤田裕一様より学校現場の実情をお話しいただきました。
その後、講演・発表を踏まえ、当会の役員や講師・発表者を交えての意見を交換しました。自身のお子さんについての悩みや、本業で福祉に関わっている役員からの実情を踏まえての話も出され、活発な意見交換が交わされました。気がつけば、あっという間の2時間で、もっと腰を据えて懇談を続けたいなと思うほど短く感じました。
この教育懇談会は敢えて結論を出さない形式をとっています。それは家庭・学校・地域での複雑な事情に基づく特有の課題があり、いわゆる教育問題は決して県内で画一的なものではないと考えているからです。しかし様々な立場か様々な意見を聴き、客観的なデータに触れることで、県内各地及び各学校・家庭の課題解決のヒントになればと思います。

長田様、澤田様、県教育庁の皆さま、参加された役員の皆さんありがとうございました。教育問題委員会の皆さん、本当にお疲れさまでした。今回の教育懇談会が皆さまの教育活動の一助になれば幸いです。ありがとうございました。








